胡蝶蘭はお祝い事などに贈る花として有名ですが、その花言葉はどのようなものなのでしょうか?
色によってマイナスイメージの花言葉があってしまっては、贈る際に失礼にあたりますよね。
そこでこの記事では、胡蝶蘭の色別の花言葉をまとめました。
花をプレゼントする時に花言葉をいつも考えている方や、ちょっと気になるけれどいくつも調べなければならないと思う方に、こちらを参考にして花の色を選んでいただければ幸いです。
胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭の全体としての花言葉は、「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」というものですが、胡蝶蘭には色ごとにもそれぞれ特徴的な花言葉があります。
色別に5つ見ていきましょう。
白
白の胡蝶蘭の花言葉は「清純」。
白は、何色にも染まっていない無垢な色です。
白無垢やウェディングドレスにも使われている色ですので、最近では花嫁さんの髪飾りやブーケにも使われています。
また、飾らない色という意味もありますので、冠婚葬祭の様々な場面で目にすることが多い胡蝶蘭です。
紫
最近有名になってきた紫の胡蝶蘭ですが、まだ特有の花言葉はありません。
そのため、紫の胡蝶蘭の花言葉は、全体の花言葉と同じ「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」を当てはめることが多いです。
青
自然界にない青の胡蝶蘭には、「愛」「尊敬」といった花言葉があります。
染色ではなく品種改良により作られた青い胡蝶蘭は、その存在だけでも特別な印象を与える花色です。
しかし、らん展に出展されている品種改良された「青い胡蝶蘭」は流通されておらず、現在流通しているものは白の胡蝶蘭が染色されているものになります。
ピンク
紫と分類される事のあるピンクの胡蝶蘭。
ピンクから連想されるように、「あなたを愛します」という花言葉を持っています。
女性に贈る花としても喜ばれますので、プロポーズなどの恋人同士のイベントだけでなく、母の日に贈るのもおすすめの花色ではないでしょうか。
その他
選挙の当選祝いなどでよく贈られる紅白(赤リップ)をはじめ、黄やオレンジといった染色により作られた胡蝶蘭には花言葉がありません。
そのため、胡蝶蘭全体として持っている「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」という花言葉が使えるほか、黄色い胡蝶蘭は黄色の持つ「進出」や「活発」を表すといった色に関連した意味を持つ胡蝶蘭もあります。
海外での胡蝶蘭の花言葉
日本だけでなく海外で親しまれている胡蝶蘭。
海外で用いられている花言葉には、
- Love(愛)
- Beauty(美)
- Luxury(豪華・高級)
- Refinement(優雅)
といったものがあります。
どれも気品のある言葉ですので、こちらを使ってみるのもおすすめですよ。
胡蝶蘭の花言葉の由来
胡蝶蘭の花言葉の由来は、胡蝶蘭の花の形が関係しています。
胡蝶蘭は、その花の名前の通り「蝶」が羽を広げた形に似ていることから名づけられました。
そのため、蝶のように幸福がひらひらと舞い飛んでくるといった花言葉になったと考えられています。
胡蝶蘭の花言葉は怖い?
胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」といった花言葉があるとお伝えしましたが、そんな胡蝶蘭の花言葉が怖いと言われています。
実際に、胡蝶蘭自体にはそのような怖い花言葉はありませんが、胡蝶蘭が属している「ラン科」の花が怖い花言葉を持っていることから誤解されることがあります。
怖い花言葉を持つラン科の花
- カトレア…「魅力」「気品」「優美」「成熟した大人の魅力」「優美な女心」「貴婦人」「魔力」
- デンドロビウム…「わがままな美人」から転じて「驕慢」と捉えられる
- 赤いヒヤシンス…「嫉妬」
- 紫のヒヤシンス…「悲哀」
また、胡蝶蘭の花言葉というよりは胡蝶蘭が怖いというイメージを持たれる理由としては、
- 胡蝶蘭一鉢のボリュームが大きく圧倒される
- 土の上だけでなく稀に葉の付け根から伸びた根っこがうねうねとくねっている様子が怖い
という意見もあります。
胡蝶蘭の花言葉は贈り物に最適
ご覧いただいたように、胡蝶蘭が持つイメージに「怖さ」を感じたり、ラン科の花が持つ怖い花言葉から連想されるだけで、実際に胡蝶蘭が持つ花言葉には前向きな良いものしかありません。
また、現在では白、ピンク、青のみにしか固有の花言葉はありませんが、これは「品種改良」してあるから付けられている花言葉だということもご理解いただけましたでしょうか?
染色による胡蝶蘭は多いですが、原種の色を維持した白やピンクの胡蝶蘭や、品種改良により色が発現した胡蝶蘭の色合いは大変きれいです。
素敵な花言葉と共に綺麗な胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか?
どのような胡蝶蘭を選べば良いのかお悩みの場合には、こちらのページを参考にしていただければ幸いです。